今日は、アズワンレギュラー(笑)のフィービーちゃん三回目のお預かりです。
三回目のデイ預かりということもあって、フィービーちゃんも慣れたものです。
前回と前々回のお預かりのときは、部屋の中に入って一分間ほど吠え続けていたのですが、今回はほとんど吠えはありませんでした。
目覚しい成長ぶりです！
成犬になる前に、飼い主さんのいない環境やいろいろな場所に犬を慣らすトレーニングをすることは大切です。
フィービーちゃんの飼い主さんには、「アズワンだけではなく、他のホテルやデイケア施設にもフィービーちゃんを預けてみてください」とお願いしています。
先日、アズワンではないデイケア施設にフィービーちゃんを預けたそうなのですが、そこでもフィービーちゃんは何の問題もなく一日を過ごすことができたそうです！
将来的なこと、いざという時のことを考えると、愛犬の預け先の選択肢は多ければ多いほど、飼い主さんと犬の安心感も増えるはずです。
いつでもどんな場所でも愛犬が安心して過ごすことができるように、信頼できるいろいろな施設やペットシッターに犬を預けてみてください。
これもいつかきっと、飼い主さんと愛犬の大きな財産となるはずです。
さて、今回のフィービーちゃんのデイ預かり、どんなことをしようかと前日までいろいろと考えていました。
前々回はペットショップやカフェ体験、前回はドッグランデビューと、どちらもお出掛けをしてもらったのですが、今回は…シンプルに室内で過ごして、普通におもちゃで遊んで、エマと一緒に散歩に行ってもらうことにしました。
前回、前々回に比べると何かショボくなっているというか、手を抜いているというか、何も思いつかなかったんじゃないか…等々、いろいろと勘繰られてしまいそうですが、決してそのような訳ではないのです(^^;;
この梅雨の季節、雨で外で遊ぶことができない日も多くなります。
そんな日には、家の中で犬の運動・遊びに対する欲求を満たしてあげる必要があります。
そういった時に、おもちゃは犬の遊びたい気持ちを満たすことができる重要なツールとなります。
犬はおもちゃが大好きですから。
でも、犬におもちゃをポンッと渡しておけば、後は勝手に遊んでくれるかというと…残念なことにそうでもないのです。
中にはずっとひとりでおもちゃを使って遊び続けてくれる子もいますが、大半の子は5分も経つと飽きてしまうはずです。
ひとりでずーっと夢中になって遊んでくれたとしても、同じおもちゃをずっと与え続けることにはリスクが伴います。
犬種、性格によっておもちゃでの遊び方も変わってきますし、おもちゃの好みも違います。
そういった訳で、今回のお預かりではフィービーちゃんの好きなおもちゃ、好きな遊び方を探ってみました。
フィービーちゃんは、ジャック・ラッセル・テリアの女の子です。
ジャック・ラッセル・テリアは、元々はキツネ狩りのために作られた使役犬です。
その後、納屋などの中にいるネズミ駆除などの仕事も担うことになっていきました。
『毛のふわふわとした素早く動く小動物を追いかける』
これがジャック・ラッセル・テリアの気質です。
その気質からすると…ジャック・ラッセル・テリアは、たぶん毛がふわふわとしたぬいぐるみが好きなのでは？と、そんな想像が出来ると思います。
そして、それが素早く動けば…ジャックは食い付いてくるはず！
ということで、こんなおもちゃをフィービーちゃんの目の前に置いてみました。
いくつかのふわふわとしたぬいぐるみを紐で括ったものです。
これを紐を使って素早く動かして見ます。
すると…
こうなりますね！
ジャック・ラッセル・テリアという犬の遺伝子は、こんなおもちゃが目の前を素早く通り過ぎたら、それを無視することはできないのです。
家の中であれば、ほぼ100パーセント追い掛けてきてくれるはずです。
ぬいぐるみに括り付けた紐はぬいぐるみを素早く動かすためのものですが、この紐が付いていることによっておもちゃを犬に奪われるのを防ぐこともできます。
そして何よりも、この紐の存在によって人間がかなりの楽をすることができるのです(笑)
体力の有り余っている犬とのおもちゃ遊び、直接おもちゃを手で持っていると圧倒的に人間が不利で疲れます。
でも、この紐がすべてを解決してくれます。
おもちゃを自由に動かすことができて、犬におもちゃを奪われることを防げて、引っ張りっこになっても決して力負けすることなく楽できるという素晴らしい道具なのです！
犬とのおもちゃの引っ張りっこは楽しい遊びですが、長時間休みなく続けると犬が興奮しすぎたり飽きておもちゃに見向きもしなくなってしまうことがあります
それを防ぐため、頃合を見計らって遊びにブレイクを入れることも大切です。
『ちょうだい』、『出して』、『オフ』、『ドロップ』等の指示でおもちゃを犬の口から開放させます。
そして、しばらく間を置いて犬が落ち着くのを待ちます。
犬が落ち着いていられたら、飼い主さんの指示でおもちゃ遊び再開！
これを繰り返します。
何度かこれを繰り返すことによって、犬の遊びたい！という欲求をかなり満たしてあげることができます。
15分～30分ほど本気で遊んであげると、さすがのジャック・ラッセル・テリアも疲れてきます。
雨で散歩に行けない日は、普段散歩のために使っている時間をそのままおもちゃ遊びの時間に置き換えてあげると、犬も大きなストレスを溜めずに済みます。
でも、犬種や性格、年齢によっては、おもちゃを使っての引っ張りっこ遊びをしない子もいます。
そんな場合には、飼い主さんの投げたおもちゃを取ってくる遊びや、中にフードを入れられる知育玩具を使った遊びをする等、いろいろ試しながら愛犬が好きなおもちゃ遊びを探し当ててみてください。
アズワンのエマは、フィービーちゃんと同じネズミ捕りを仕事としているシュナウザーですが、おもちゃの引っ張りっこ遊びはまったくやりません。
その代わり、投げたおもちゃを取ってくる遊びや知育玩具を使ってのおもちゃ遊びは大好きです！
フィービーちゃん、引っ張りっこ遊びで体力を使って疲れてくると、落ち着いてひとりでのおもちゃ遊びも楽しみます。
眠る前にちょっとおもちゃ遊びを…という感じですね。
ここでも数種類のおもちゃを試してみたのですが、こういった場面では固めのおもちゃに手が出るようです。
円形の硬いロープに布を張ったおもちゃをガジガジと、夢中で噛んでいました。
画像の手前部分にある茶色のぬいぐるみには見向きもしませんでした(笑)
柔らかいぬいぐるみは、素早く動いていないとフィービーちゃんの興味の対象にはならないようで…と思っていたのですが、物は試しに…と思って投入した『これ』にだけは強烈な反応を見せてくれました！
そうです、ネズミです！
もちろん作り物ですが、このぬいぐるみだけは紐を括り付けて動かしたりしなくても、ずーっとひとりで遊んでいました。
これもジャック・ラッセル・テリアの遺伝子なのでしょうか。
ネズミだけは特別なようですね(笑)
この後、最終的にねずみのぬいぐるみがどうなるのかを見てみたかったのですが、壊れやすいおもちゃは誤飲事故などの危険もあります。
おもちゃは犬に与えっぱなしにしないで、飼い主さんの管理の下で遊ばせるようにご注意ください。
雨の日のストレス解消のために、愛犬に合ったおもちゃと遊び方を是非見つけてみてください。
フィービーちゃんとアズワンエマのお散歩については、また次回お話させていただきます。
asone : j.takagi
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