梅雨真っ只中の6月中旬、一日曇りのはずの天気予報は外れてこの晴天!
この素晴らしいコンディションの中、アズワンのブログではすっかりお馴染みのジャック・ラッセル・テリアのフィービーちゃんと水元公園で呼び戻し練習を楽しんできました。
この季節の外でのトレーニングは天候と気温の関係で日程調整がとても難しいのですが、今日はそのどちらにも恵まれました。
本当に感謝です!
フィービーちゃんは、室内での呼び戻しはほぼ完璧にできるようになっています。
前回の舎人公園でのトレーニングのときにも少し呼び戻し練習をしたのですが、刺激が多い場所であったにもかかわらず、かなり良い手応えがありました。
そこで、今日のトレーニングでは、まず草の生えた地面の広場で呼び戻し練習を始めてみました。
地面が草なので、アスファルトやコンクリート、タイルの地面よりも犬にとっては誘惑が多く刺激が強い場所となります。
さて、その結果は如何に…
呼び戻しトレーニングをはじめてみると、フィービーちゃんは予想以上にしっかりと呼んだ人の場所に戻ってきてくれました。
フィービーちゃんの注意を引くために音の出るおもちゃは必要でしたが、一度アイコンタクトが取れた後は問題なく呼び戻すことができました。
OKです!
が、しかし…何度か呼び戻しを繰り返すうちに、フィービーちゃんの動作が怪しくなってきました。
おもちゃの音、呼びかける声に反応しなくなり、遠くの団体さんを凝視したり、散歩中の犬を追いかけようとしたり、地面のにおいを嗅いだり草を毟り取ったり…と、アイコンタクトを取ることすら難しくなってしまったのです。
休日の晴れた公園、見晴らしの良い広場には人や犬がたくさんいます。
そして、木や鳥も多く、フィービーちゃんにとっては魅力的なものもいろいろと地面に落ちています。
更に、深夜まで降っていた雨で濡れていた地面は太陽の光で乾き始めて、犬にとっては刺激のあるにおいを発しているようでした。
今のフィービーちゃんにとってこの場所は、呼び戻し練習をするにはちょっと刺激が強すぎたようです。
失敗です…が、失敗によって得ることができる気付きもたくさんあります!
ということで、気分転換の休憩をした後、もっと練習しやすい場所へと移動しました。
この場所は地面がタイルなので、草の地面よりもにおいも落ちている物の誘惑もなく、フィービーちゃんもトレーニングに集中できるはずです。
周りに人や犬がほとんどいないというロケーションも、トレーニングをする場所として最高です。
そして、屋根がある場所なので、今日のような日差しの強い日でも直射日光を浴びることなく外でのトレーニングを行うことができます。
ということで、早速呼び戻しトレーニングを再開!
草の地面の上での呼び戻しトレーニングの不調が嘘のように、フィービーちゃんがしっかり指示に従って戻ってきてくれました!
トレーニング場所の移動が功を奏しました♪
その犬の行動のレベルに合わせたトレーニングの場所選び、屋外でのトレーニングの場合は特にそれが重要なポイントとなります。
上手にできない場所で失敗を繰り返すよりも、しっかりできる場所で成功を繰り返す…それができるようになったら更にレベルの高い場所での練習を…と、徐々にステップアップしていくことが大切です。
たくさんの成功を重ねてご褒美がたくさんもらえるので、フィービーちゃんの気分もノッてきています!
エマがボーっと突っ立っていても、それに惑わされずにフィービーちゃんは飼い主さんの元へと走っていきます。
少しレベルが上がりますが、このように犬の気を引くようなもの…例えば、おもちゃやおやつなどを障害物として地面に置いた状態で呼び戻しをすると、とても良い有効な練習となります。
フィービーちゃんは呼び戻しの指示を出されたときに、呼び戻しの指示を出した人の目の前まで来て急にコースを変えて別の方向に走っていってしまうというクセがあります。
なので、フィービーちゃんを目の前で座らせるまでしっかり誘導する必要があるのですが、飼い主さんは確実にフィービーちゃんを引き付けて目の前でオスワリさせています。
とても良い感じです!
何度も何度もこの練習を繰り返すことによって、指示を出されて戻ってきた犬もしっかり正面で座ることができるようになります。
最後はアズワントレーナーも参加しての呼び戻し練習です。
いつ誰から呼ばれても確実に戻ることができるように、たくさんの人が参加してランダムに呼び戻す練習を行います。
犬の予測行動を防ぐため、3人以上の人が参加して練習すると効果的です。
オスワリ、フセ、マテ等の動作は、最終的には外でも確実に行えるように練習を重ねる必要があります。
そのためには屋外での練習が重要となるのですが、まずは刺激や誘惑のない場所で練習を開始することが大切です。
練習を行う場所選び…これが何よりも大切な要素となります。
オスワリやフセ、マテ等、もし愛犬が屋外でうまくできない…という場合は、場所を変えて練習をしてみてください。
できれば静かで誘惑の少ない場所で練習してみてください。
今まで外ではできなかったことが、場所を変えることによってできるようになるかもしれません。
フィービーちゃん、今回も屋外でトレーニング頑張りました!
刺激の少ない場所でのトレーニングを繰り返すことによって、きっと誘惑の多い場所でも呼び戻しができるようになるはずです。
まずは小さな成功をどんどん積み重ねて、大きな成功へと繋げていきましょう!
asone : j.takagi